羅高DXブログ by 校長

生徒ってすごい!

 7/2(火)から、午後の時間帯で学校祭準備を進めています。校長室にいても背中に西日が刺さりとても暑いし、たいした仕事もなくつまらないので、校舎内をウロウロしていると驚きの光景が!!
 2年生の男子生徒がクラスステージで披露する演劇の練習をしていて、床に倒れこむシーンの確認をしていたのですが、なぜかiPadも一緒に床に転がっている。
 なんだこれは?!と思い聞いてみると、どうやら劇の台本をクラスルームで配信して、役者の生徒はiPadでそれを見ながら練習しているのだそう。生徒の発案で。

 いやはや、これって立派なDXじゃないですか。
 先生があれこれ考えなくても、生徒は勝手にICTを使いこなし、すでにDXしているということですねこれ。

 だいたいどこの高校の生徒もこういうことは思いつくのでしょうが、この無理やり感というか、キレイに整ってない感がいいんですよ。大人が考えるとキレイ過ぎて、たいていつまらない。この子たちのような使い方は、私たちには思いつきません。そこがいいんだなぁ。DXなんて、Z世代に任せちゃった方がむしろ面白いんじゃないか、とちょっと思ったしだいです。

 ちなみにこのクラス(2年生)は、高校と高校の間の喧嘩がテーマ?で、最後には友情が芽生えるという、べたべたな昭和ストーリーを演じるそうです。そういえば私が中学生の頃、学校間での集団の喧嘩ってよくありました。昭和57年頃。今の子供たちには、昭和が面白いみたいですね。